スパイウェアとは
スパイウェアとは、ネット上の不特定多数のユーザーのパソコンから、その個人情報やホームページの閲覧記録などを一方的に収集し、その収集した情報をスパイウェアの作成元に送信するプログラムのことです。
ポップアップ広告などが、インターネットを閲覧中に表示されるのも、スパイウェアに起因しています。スパイウェアとウイルスは似ていますが、両者は別のものです。ウイルスはパソコンのシステムを破壊し、他のパソコンへも感染していきますが、スパイウェアの場合は、基本的にシステムを破壊したり、他のパソコンへの感染したりすることはありません。
スパイウェアがユーザーの情報を収集する目的は、ユーザーの嗜好を調査するためであることが多く、それらのデータが悪用されるということはあまりありません。しかし、知らないうちに自分の情報が収集されてしまうのは、非常に腹立たしいことですし、道義的にも問題があると思われます。できればスパイウェアに侵入されないようにしたいところです。
結局、スパイウェアは商売に繋げる目的のものが多く、ポップアップ広告を表示する手段などはその代表的なものです。ポップアップ広告を表示する以外では、ブラウザのスタートページを書き換えたり、検索バーを追加したりするものもあります。これらのスタートページや検索バーを、無意識的にユーザーに使わせるのが目的であり、そのことでスパイウェアの発進元は利益を得ることになるのです。